神奈川県は21日、今年1月1日現在の年齢別人口統計を公表した。1976年の調査開始以来、65歳以上の「老年人口」が最多を更新した一方、14歳以下の「年少人口」は14年連続の減少で最少となった。老年人口が年少人口のおよそ2.2倍に達し、少子高齢化が一層進む実態を浮き彫りにした。
県内の総人口は前年同期比3276人減の922万7901人。年齢不詳を除くと、うち「老年人口」は同2287人増の232万6294人で、およそ4人に1人にあたる25.8%を占めた。
一方で「年少人口」は同1万8521人減の104万7478人で、11.6%だった。15~64歳の「生産年齢人口」は同1万2962人増の564万59人。
年少人口に対する老年人口の比率を示す「老年化指数」は県全体で222.1(全国は250.6)。