泳ぎが得意な犬種3選!その歴史との関係や一緒に楽しめるおすすめのアクティビティまで

泳ぎが得意な犬種とは

犬は全般的に泳ぎが得意なイメージが強いかもしれませんが、その中でも特に泳ぎが得意な犬種を解説します。それらの犬種の歴史や、一緒に楽しめるおすすめのアクティビティも合わせて紹介します。

1. ニューファンドランド

水難救助犬として大活躍しているニューファンドランドは、泳ぎが得意な犬種です。

カナダ原産の犬で、日本ではかなり稀少な犬種です。巨体とも言われる超大型犬ですが、優しい性格で、適切な飼育環境と経済的な余裕があれば、飼いやすくしつけやすいとされています。

この犬種には、漁師のパートナーとして重い荷物を運ぶ「作業犬」としての歴史があります。また、泳ぎが得意なことから、溺れた船乗りの救助をしていたとも言われています。

ニューファンドランドの足は「水かき足」と呼ばれているのですが、指と指の間にある大きな被膜が水をかくためのものです。

泳ぎが得意なニューファンドランドと一緒に楽しめるおすすめのアクティビティは、「DOG SUP(ドッグサップ)」です。

SUPとは、Stand Up Paddleboardの略で、ハワイ発祥のウォータースポーツです。ボートの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいくアクティビティです。

おすすめする理由は、ニューファンドランドが船乗りのパートナーであった歴史を持つこと、泳ぎが得意なことです。

なお、犬用のライフジャケットは貸出されている場合もありますが、愛犬専用を用意して行くと、より安全に楽しめると思います。

2.レオンベルガー

ニューファンドランドとセントバーナードの雑種だとされながらも、ヨーロッパの貴族や王族たちに愛されたレオンベルガーは、泳ぎが得意な犬種です。

世界大戦が勃発し、犠牲となったレオンベルガーは、1946年の終戦後、わずか8頭が残りました。

愛犬家団体によって数を増やしていったレオンベルガーは、1988年にイギリスケンネルクラブによって新品種として認められた後、アメリカケンネルクラブによって新品種と認められたのは2010年のことです。

レオンベルガーが泳ぎが得意な理由は、ライオンに似た犬を作ろう!と交配されたことによって、ニューファンドランドから受け継いだ「水かき足」を持つ犬種だからです。

泳ぎが得意なレオンベルガーと一緒に楽しめるおすすめのアクティビティは、「ラフティング」です。ラフトと呼ばれるボートに乗って、川下りをする川遊びのひとつです。

事前に「犬同伴OK」であるかどうかを問い合わせてからご利用くださいね。激流コースが人気なのですが、犬と同伴する場合には、自然を満喫することもできるゆったりなコースがおすすめです。

3.ラブラドールレトリバー

『水鳥回収の王』と呼ばれていると言われているラブラドールレトリバーは、泳ぎが得意な犬種です。猟師が鉄砲で撃った水鳥を回収するという、鳥猟犬として大活躍をした歴史を持つことが理由のようです。

そもそも、「レトリバー」という名前にも「獲物を回収する」という意味があることをご存じでしょうか。水鳥を回収するだけではなく、猟師の小さな船を引くというお手伝いをしていた歴史もあるようです。

ラブラドールレトリバーの手足にも水かきがあり、よく水を弾く上毛と分厚く冷気を通さない下毛を持つことも、泳ぎが得意な理由です。

泳ぎが得意なラブラドールレトリバーと一緒に楽しめるおすすめのアクティビティは、「ビーチキャンプ」です。海辺でのキャンプはもちろん、砂浜を走ったり海を泳いだり、様々なマリンスポーツを楽しむことができます。

施設によっては、愛犬と一緒にシーカヤックを体験することができます。必ず事前にお問い合わせくださいね。

まとめ

泳ぎが得意な犬種を3つ解説しました。

  • ニューファンドランド
  • レオンベルガー
  • ラブラドールレトリバー

泳ぎが得意な犬種に共通していることは、「水かきを持つ」ということ。今回ご紹介した犬種には、指と指の間に水をかくための膜があるのです。実際に、指と指の間を優しく広げてみると確認することができます。

また、一般的に泳ぎが得意とされる犬種の中にも、生まれつき水が苦手・泳ぎが苦手という犬も存在します。

泳ぎが得意な犬種である愛犬と一緒にアクティビティを楽しまれる時は、愛犬が楽しめるかどうかを最優先してあげてくださいね。

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