ロシア穀物アフリカに輸出計画 英紙報道、ウクライナ排除狙う

 ウクライナ産穀物を黒海から輸出する穀物合意を離脱したロシアは、ウクライナの穀物を国際市場から締め出すためロシアの穀物をアフリカに輸出する計画を進めている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版が21日、関係者の話を伝えた。協力を求めるトルコとカタールは同意しておらず、実現性は不明。

 ロシアの穀物をカタールの全額負担でまずトルコに運び、その後アフリカに輸送する内容。関係者は特にカタールが同意する可能性は低いとしている。

 ロシア・サンクトペテルブルクで開かれる「ロシア・アフリカ首脳会議」などで正式に提案される可能性がある。

© 一般社団法人共同通信社