本年度の全国高校総合体育大会「翔び立て若き翼 北海道総体 2023」(北海道インターハイ)は22日、札幌市の北海きたえーるで総合開会式が行われ、開幕する。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、4年ぶりの通常開催。8月21日まで、北海道を中心に行われ、高校生アスリートが熱戦を繰り広げる。注目の選手とチームを紹介する。
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ボクシング男子に水沢工の3年生4人が出場し、全員が5位以上入賞を目指す。ウエルター級で優勝を狙う和賀龍希主将は「それぞれが目標を達成し、見ている人に感動を与えるボクシングをする」と意気込む。
「もう優勝しかいらない」-。昨夏の四国インターハイ3位、3月の全国選抜で準優勝した和賀主将は、初の頂点へ向けて並々ならぬ決意で臨む。30日から札幌市で始まる本番を前に、練習でもパンチを打つごとに「シャア」と大きな声を出す。気合満点だ。
左のリードでペースをつくり、強烈な右を打ち込む。どんな相手でも自分の間合いで戦えるよう、対応力も意識してきた。試合の動画を見て改善を重ね「仕上がりは順調だ。あとは試合に向けて気持ちを高めていく」と順調に調整を重ねる。