夏の楽しみ、だだちゃ豆 鶴岡に直売所がオープン

新鮮なだだちゃ豆が並ぶ直売所=鶴岡市白山

 鶴岡市の夏の味覚「だだちゃ豆」の直売所が21日、同市白山のJA鶴岡中央支所の駐車場内にオープンした。朝採りの新鮮な枝豆を求めて市内外から訪れる人が相次いだ。

 同JAによると、今年は4月下旬や6月上旬の低温などの影響で生育の遅れが見られたものの、その後の好天で平年並みとなったという。当初はわせ品種「小真木」などが並び、特に味と香りが濃厚な主力「白山」は8月18日ごろから販売する見通し。価格は枝付き1キロ束と枝なし600グラムの袋入りともに850円。

 初日は午前8時半の営業開始前から10人ほどが列をつくった。山辺町山辺、会社役員元木和俊さん(62)は枝付きと袋入りを購入し「孫が枝豆をもぎ取るのが楽しいかと思って枝付きも買った。早速ビールで味わいたい」と笑顔を見せた。

 直売所は女性生産者による「大泉枝豆直売グループ」(佐藤蘭子会長)が運営する。メンバーの渡部優子さん(69)は「ゆでている時から香りが違う。みそ汁や豆ご飯にしてもおいしい」と話していた。8月末ごろまで毎日午前8時半~正午ごろに営業する(売り切れ次第終了)。

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