コロナ明けの夏、安全守る 県庁で県民運動出発式

県警音楽隊の演奏に合わせて白バイやパトカーなどが出発した=県庁

 夏休みシーズンに県民総ぐるみで少年非行や水の事故、交通事故の防止に取り組む「明るいやまがた夏の安全県民運動」の出発式が21日、県庁で行われた。来月20日までの期間中、警察や行政などの関係者が県内各地で防犯や事故防止などに関する啓発活動を繰り広げていく。

 運動の重点は▽青少年の健全育成といじめ・非行、犯罪被害防止▽子どもと高齢者の交通事故防止・飲酒運転の撲滅▽海・山・川での事故防止▽身近な犯罪の防止―の4項目。

 式には吉村美栄子知事、丸山彰久県警本部長のほか県内の交通、防犯関連団体の関係者ら約60人が出席。吉村知事は「新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に見直されて初の夏休みになる。楽しく過ごせるよう、関係者の皆さんはこれまで以上の支援と協力をお願いしたい」と呼びかけた。山形工業高、山形東沢小の生徒、児童代表らが安全宣言を行った。

 引き続き県警音楽隊の演奏に合わせて白バイを先頭にパトカーや「青パト」が会場を出発し、山形市内をパトロールした。

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