天童と東京の小学生が交流深める 4年ぶりに「夏の交歓会」

四谷小6年生を出迎える干布小1~4年生=天童市

 天童市干布小(多勢弘子校長)6年生16人と東京都新宿区の四谷小(石井正広校長)6年生35人が交流を深める「夏の交歓会」が21日、同市内で4年ぶりに始まった。

 交流は1973(昭和48)年に始まり、今年で50周年。四谷小6年生が到着すると、干布小1~4年生が花道をつくり、出迎えた。両校6年生が顔を合わせた歓迎式では、干布の今田莉向(りむ)さん(11)と菱沼結奈(ゆいな)さん(12)が「交流できてうれしい。一緒に楽しみましょう」と述べ、干布の大井啓新(けいしん)君(11)と四谷の柏木暖真(はるま)君(12)が友好の握手を交わした。

 児童たちは早速、近くの奈良沢不動尊のキャンプ場へ。キャンプ2泊の後、干布地区の各家庭で民泊する。四谷の中園貫太郎(かんたろう)君(11)は「マスつかみやキャンプファイアが今から楽しみ」。東京ではできない自然体験を想像し、期待に胸を膨らませていた。

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