JR列車にヘラルボニーデザイン 釜石線と東北線、今秋ごろから

ラッピング列車「森の道・赤い森」(上)と「森の道・青い森」のイメージ図(JR盛岡支社提供)

 JR盛岡支社(久保公人支社長)は、障害のある作家のアート作品を扱うヘラルボニー(盛岡市、松田崇弥社長)のデザインを施したラッピング列車を県内で運行する。今秋ごろから約2年間、主に釜石線と東北線で走らせ、旅行客の思い出と地域を彩る。

 ラッピングするのは「キハ110系」の2両。釜石線花巻-釜石駅間と東北線花巻-盛岡駅間で走行する。車両は主に快速はまゆりで使用しており、通常運行のほか、イベント列車や地域を巻き込んだ企画を県内で開催する予定だ。

 デザインは田崎飛鳥さん(42)=陸前高田市横田町=が描いた「森の道・赤い森」「森の道・青い森」の2作品を採用した。岩手らしさや、東北の豊かな自然が連想できるとして選ばれた。

© 株式会社岩手日報社