ブライトン指揮官が去就注目のカイセドに言及 「条件が変わらなければ残る」

[写真:Getty Images]

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督がエクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)の去就に言及した。イギリス『BBC』が伝えている。

今冬にアーセナルから狙われ、今夏ではチェルシーからの関心が盛んに報じられるカイセド。ブライトンはチェルシーから届いた移籍金7000万ポンド(約127億6000万円)の最新オファーを拒否しているが、カイセドは「ノーとは言えない」と発言を残し、クラブ間で折り合いがつくのか、その動向に注目が集まっている。

アメリカで行われるプレミアリーグ・サマーシリーズに臨むブライトンは22日のチェルシー戦に向けて調整中。そんな中、デ・ゼルビ監督がカイセドに触れ、このままいけばブライトンに残留することになると主張した。

「現時点でモイセスはブライトンの選手だ。(クラブオーナーの)トニー・ブルームと話したところ、条件が変わらなければモイセスが我々のもとに残ると言われた」

「私にとってこれは素晴らしいニュースになるはずだ。モイセスのような選手を見つけるのは難しいからね。我々は同じクオリティで来シーズンもプレーするに値するから、もしモイセスが去るのであれば、同じレベルの別の選手を探さなければならない」

「我々にはヨーロッパリーグ(EL)でプレーする資格があるし、ベストの状態で戦いたいと思っている」

また、カイセドの今夏の退団について、デ・ゼルビ監督とカイセドが口頭合意しているという噂もあったが、デ・ゼルビ監督はこれを否定。来シーズンの戦力として計算していることを明かした。

「それは真実ではない。私は監督であり、オーナーでも、スポーツディレクターでもない。単なるコーチなんだ」

「仕事上、私はサッカーについてだけでなく、あらゆる質問や人生のあらゆることについて、毎日選手たちと話すことに慣れている。しかし、私は何も約束していない」

「我々は次の移籍市場については話さなかったし、私にとって彼は他の選手と同じだ」

「OK、我々はブライトンだし、シーズン終了時にいずれかの選手を売却しなければならないことは理解している」

「しかし、現時点でカイセドが明日か来週中に退団する可能性があるという知らせは受け取っていない。私はカイセドをスタメンとして頭の中に思い浮かべながら、来シーズンをスタートする。それは確かだ」

デ・ゼルビ監督はチェルシーへとレンタルバックしたU-21イングランド代表DFレヴィ・コルウィル(20)についても言及。ブライトンはコルウィルの完全移籍での獲得を熱望しているようだが、カイセドとのトレード移籍が成立する可能性を否定はしなかった。

「私はレヴィのことを誇りに思っている。代表チームでもそのクオリティを示してくれたし、彼のことをとても嬉しく思っている。私は彼を愛しているが、彼は我々の選手ではない」

「(チェルシーとの解決策は)わからない。クエスチョンが2つある。カイセドのことだけでなく、コルウィルのこともそうだし、もしかしたら(トレードの)可能性もあるかもしれない」

© 株式会社シーソーゲーム