青森県内が梅雨明け、平年より6日早く 三戸、弘前、五所川原で真夏日

照りつける太陽の下、汗だくになりながらチームを鼓舞するスタンドの野球部員たち=22日午後、弘前市のはるか夢球場

 仙台管区気象台は22日午前、青森県を含む東北地方北部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日早かった。

 日中、高気圧に覆われた県内は各地で日差しが照りつけ、気温が上昇。青森地方気象台によると、最高気温は三戸30.8度、弘前30.2度、五所川原30.0度、八戸28.8度、青森28.1度などで、3地点で真夏日を記録した。

 全国高校野球選手権青森大会の準々決勝2試合が行われた弘前市のはるか夢球場では、第1試合が始まる午前10時ごろから青空が広がり、周囲は盛夏の暑さに包まれた。

 スタンドから味方に声援を送った弘前東高校野球部の山上憂悠(ゆちか)さん(2年)は「この気温はきついけど、大声を出すと盛り上がって暑さを忘れてしまいます」と話した。

 23日は、1年で最も暑いとされる二十四節気の「大暑」。同気象台によると、同日も県内は高気圧に覆われ晴れか曇りで、真夏日となる地点がある見込み。

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