断水続く秋田県男鹿市を支援 青森県内から職員と給水車派遣 青森、弘前市と八戸圏域水道企業団

派遣職員を代表してあいさつする川村正樹主幹(右)ら=18日、青森市

 15日からの大雨により断水が続いている秋田県男鹿市を支援するため、青森、弘前の両市と八戸圏域水道企業団は18日、職員と給水車を現地に派遣した。浄水場から病院に水を運ぶ作業などを20日まで行う予定。

 18日昼に日本水道協会東北地方支部長(仙台市長)を通じて男鹿市から同協会県支部長(青森市長)に給水作業の支援要請があり、同日午後に青森市と弘前市、同企業団から職員を4人ずつ、給水車を1台ずつ派遣した。

 青森市では同日、同市奥野1丁目の水道部本庁舎前で出発式が行われた。西秀記市長は「現地ではいまだに多くの方々が被災の痛手と向き合っている。被災者の心情に配慮し、現地での応援活動に鋭意、取り組んでほしい」と激励した。

 派遣職員を代表し、市施設課の川村正樹主幹が「被災者に寄り添いながら、命の水を届けるため、しっかりと作業に取り組む」と決意を述べた。同協会県支部によると、同市職員は到着後、すぐに給水活動を開始した。

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