明治安田生命J2リーグで激しい昇格争いを繰り広げている東京ヴェルディ。
7月9日に国立競技場で行われたFC町田ゼルビアとの「東京クラシック」では、2点差を追いついて引き分けに持ち込んだ。
この試合で鮮烈なプレーを見せた一人が、20歳の新井悠太だ。
4日前のV・ファーレン長崎戦でJリーグデビューを飾り、いきなり初ゴールを記録した若きサイドアタッカー。
町田戦でも後半途中から出場すると、左サイドを活性化。得意のドリブルからいくつもチャンスを作り出し、染野唯月の同点弾をアシストしている。
そんな新井、実はまだ大学生である。
前橋育英高校から東洋大学へ進み、3年生ながらすでに2025シーズンの東京ヴェルディ加入が内定済み。現在は特別指定選手としてプレーしている。
Jリーグでこれだけのプレーを見せているということは、当然のことながら大学ではトップクラスの選手。7月15日に行われた関東大学リーグ1部の拓殖大学戦では、こんなスーパーゴールを観客を沸かせた。
拓殖大の2選手が対応を誤りこぼれたボールを、なんとダイレクトでシュート。40メートル級の超ロング弾を決めてみせた。これは凄い!
大きな歓声が上がった後には、おそらく同じサッカー部員から「ユウタもっと喜んで!」という声も。本人としては驚きの気持ちのほうが強かったのかもしれない。
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試合はその後乱戦となり、最終的には3-4で拓殖大が勝利。新井悠太はスーパーゴールを含む2得点を記録した。今後もこの20歳のプレーには注目だ。