弥生時代の勾玉や管玉か 矢板の「町東遺跡」発掘調査 多数出土、県内で最古

町東遺跡で発掘された勾玉(左の3個)と管玉(県埋蔵文化財センター提供)

 【矢板】県による上太田の「町東(まちひがし)遺跡」の発掘調査で、勾玉(まがたま)と管(くだ)玉が1カ所から多数発掘され、これまでの県内出土例の中で最も古い部類に入ることが22日までに分かった。

 県埋蔵文化財センターによると、大きさや形などから弥生時代に作られた可能性が高い。同時代の勾玉、管玉が後の古墳時代の物に交じるなどして少数出土する例は県内でもあるが、まとまって発掘された最古のケースとみられる。

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