夏休みにぎわう名所 石川県内8地点真夏日

暑さの中、夏休み最初の休日を名園で過ごす観光客=兼六園

 夏休みが始まって初の週末を迎えた22日、金沢市内の名所は国内外の観光客や家族連れでにぎわった。

 金沢で最高気温が32.8度の暑さとなる中、兼六園では強い日差しを避け、日傘を片手に散策する来園者で混雑した。茶店通りの各店には「氷」の旗が出され、来園者がかき氷や水分で涼を取りながら名園を巡った。兼六園観光協会によると、国内からの観光客に加え、外国人旅行者の家族連れが目立った。

 石川県内は羽咋32.3度、志賀31.8度など8地点で真夏日を観測した。県内各消防によると、熱中症の疑いで、10~80代の6人が搬送された。このうち金沢市の70代女性と、庭で作業中だったかほく市の80代女性が中等症で、そのほかは軽症とみられる。

 金沢地方気象台によると23日の県内は引き続き高気圧に覆われ晴れる。加賀では夕方から夜にかけて曇りとなる見込み。

© 株式会社北國新聞社