来季から新スタジアム「エディオンピースウイング広島」 東側・西側に広場 どんな施設が? “365日のにぎわい”

着々と工事が進む「エディオンピースウイング広島」―。“翼” をモチーフにした特徴的な大屋根は、骨組みができたところから金属製の屋根を取り付けていきます。

今月からは座席を設置する作業も始まり、スタンドがグラデーションを描いている様子がわかります。

座席を体験するサンフレッチェ広島のサポーター
「おー。すごいね。快適」

その座席の座り心地を体験できるイベントも…

サポーターたち
「ほかのスタジアムと比べて沈み込みというか、座りやすいなという感じがしたので、新スタジアムに期待です」
「やわらかい感じですね、とても座りやすくって。ぽよ~んっていう感じ」

さらにスタジアム周辺の広場にできる施設の概要も明らかになりました。

新しいスタジアムが成功するカギは、「年間365日を通じて人が集まる場所にできるか…」です。プロサッカーの試合日数は限られているからです。では、どんな施設を作って集客を目指すのでしょうか?

発表によりますと、現在、サッカースタジアムが建設されている中央公園について、スタジアムの東側と西側の広場にそれぞれ施設が整備されます。

スタジアムの東側には、広場を取り囲むような形で5棟の施設を整備。スタジアム東隣りのA棟は2階建てで、1階にコンビニエンスストア、2階にはカフェやレストランが入る予定です。

B棟にはスポーツショップやフィットネス、それにサイクルショップなどが入る予定。

C棟・D棟には県産品を販売するショップや、県産の食材を使ったレストランが設けられる予定です。

スタジアムの西隣りには水辺のアクティビティ拠点やリバービューレストランが整備されます。

G棟は2階建てで、1階にバーベキュー用品などの貸出ショップなど、2階には本川を望むレストランが設けられる予定です。

こうした施設の整備と運営は、NTT都市開発など企業グループ5社が行います。施設の着工は来月1日で、来年8月1日の開業を目指しているということです。

広島市は、「旧市民球場跡地やサッカースタジアムと連携して、市の中心部がよりにぎわいのある場所になれば」としています。

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青山高治 キャスター
「本当にレストランとかも多いし、新たなエリアが新サッカースタジアムを中心にいよいよ誕生するんだなという感じがします」

コメンテーター 吉宗五十鈴 さん
「隣りの川辺とうまくつながりを持ってレストランができたり、きっと景色もすてきだろうなと思いました」

中根夕希 キャスター
「365日のにぎわいをかなり重要視しているのが伝わってくるなと。試合がなくても、ここに遊びに行きたいなという空間。お店とかが並ぶのかなと感じました」

小林康秀 キャスター
「そうですね。広い範囲で連続性のある施設になりそうです。では、詳しく見ていきましょう。中央にあるのは芝生広場で、周りにはスポーツやアウトドアの施設があります。まずはバスセンターやグリーンアリーナ方面からペデストリアンデッキ(歩道橋)を渡って入ったきたあたりです」

「奥にある建物が2階建てになっているんですけども、1階がコンビニとアウトドアスポーツの店、2階にはカフェとレストランができることになっています」

「手前の施設ですけども、いわゆるスポーツショップ、フィットネス、さらにサイクル・ショップなどもできるということになっていて、平日や試合以外の時間帯も街中で気軽に体を動かせる場所を意識しているようなんです」

「続いて、広島城方面からのペデストリアンデッキから入ってきたあたりです」

「やはり城に近いことから、ふだんの観光客を意識してか、広島の特産品の店が奥にあります。手前の建物には広島の食材レストランが予定されています。そういったお店の前を南北にみなさんが歩いていくイメージになっています」

「もう1つ、スタジアムの向こう側にあります川と連続する場所です」

「休日もにぎわう広い河岸緑地・河川敷になっていまして、広い芝生の広場があるんですが、近くに施設ができます。2階が展望テラスやリバービューレストランができるということです」

「さらに1階には広島の川のアクティビティ「スタンドアップパドルボード」を楽しむ貸し出しショップも想定されているようです」

青山高治 キャスター
「イメージ図の中でも咲いていますが、桜がきれいなんですね、このあたり」

中根夕希 キャスター
「このあたり、イベントなども開けそうですね」

小林康秀 キャスター
「そうですね。ふだんからイベントの場所として人気があるんですけども、これからいろんな可能性が広がるんじゃないかと思います。広場エリアに関しては8月1日の着工になっていまして、2024年8月の開業を目指しています」

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