水難事故の多発エリア…荒川で泳いでいた39歳男性が溺れ死亡 家族4人、寄居でBBQ中 昨夏も死亡事故発生

ブラジル人男性が死亡 荒川で泳ぎ溺れる=埼玉県寄居町

 22日午後0時10分ごろ、埼玉県寄居町鉢形の荒川で、「玉淀大橋から上流約300メートル付近で外国人風の者が溺れている」と遊びに来ていた40代男性から119番があった。群馬県太田市東別所町、ブラジル国籍の派遣社員の男性(39)が搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死だった。

 寄居署によると、水辺で遊んでいたが、対岸に向けて泳ぎ出して、何らかの原因で溺れたとみられる。家族4人でバーベキューをしに来ていた。現場は立ケ瀬河原で、川幅は約40メートル、水深は約2~4メートルだった。

 現場付近は水難事故が多く、昨年8月にもブラジル国籍で当時16歳だった女子高校生が死亡している。対岸にはピクトグラム(絵文字)も含めて遊泳禁止と表記された横断幕も設置されていた。同署で詳しく調べている。

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