【東京女子】乃蒼ヒカリ、荒井優希に敗れ東京プリンセスカップ初戦敗退「超えられたくなかったし、負けたくなかった」

東京女子プロレス、真夏のシングル・トーナメント「第10回東京プリンセスカップ」4日目が22日、東京・両国KFCホールで開催。アップアップガールズ(プロレス)の乃蒼ヒカリはSKE48の荒井優希にフォールを許し、初戦で姿を消した。

※Finally対策もバッチリかと思えたが…

抽選のめぐり合わせで昨年のトーナメント2回戦のカードが1回戦で実現。荒井得意のFinally封じか、足殺しにかかった乃蒼。サソリ固めもエスケープし、フルネルソンバスターも決めさせない。トラースキック連打からランニング・ネックブリーカーも決めてみせたがフォールは奪えない。

※トラースキックをヒットさせる乃蒼

ならばとブリザード・スープレックスを狙ったが、これを凌がれフルネルソンバスターで叩きつけられてしまった。Finallyは回避したものの、この1年で多くの経験を積んできた荒井のFinallyのバリエーションも増えていた。すぐさまターンした荒井にFinallyを決められ、最後は正調のFinallyで万事休す。昨年のリベンジに燃える荒井の執念を最後まで断ち切ることはできなかった。

※乃蒼は悔しさをあらわにする

「トーナメントごとはやっぱり私はすごい苦手というか、すごい緊張しちゃうんで。またこうやって1回戦で敗退っていうのはすごい悔しい。タイトルマッチとかこういうトーナメントはいつも以上に自分自身を信じなきゃいけないからこそ、負けた時どうしようって思うくらい悔しい」と唇を噛んだ乃蒼。“アイドル”と“プロレスラー”の二足の草鞋を履いている立場としては先輩であり「同じ肩書きを持ってる人が入ってきて、こうやって闘えることは私はすごい嬉しい」と語ったたが「この1年、どんどん強くなっていく荒井ちゃんを見てたから…超えられたくなかったし、負けたくなかった」と吐露。「私も今日の負けを悔しさに、また来年とは言わずに次の試合からもっともっと強くなっていきたい」と誓った。

【大会名】東京プリンセスカップ
【日時】2023年7月22日
【会場】東京・両国KFCホール
【観衆】289人

▼オープニングマッチ 15分一本勝負
○愛野ユキ vs 凍雅●
5分53秒 愛と炎のフルネルソン

▼第二試合 20分一本勝負
らく&○原宿ぽむ vs 鈴芽&大久保琉那●
8分52秒 片エビ固め
※ぽむ・ど・じゃすてぃす

▼第三試合 3WAYマッチ 20分一本勝負
○瑞希 vs 猫はるな vs 鈴木志乃●
6分53秒 フェースロック

▼第四試合 20分一本勝負
○ハイパーミサヲ&鳥喰かや vs 角田奈穂&風城ハル●
10分16秒 体固め
※アイアムアヒーロー

▼第五試合 20分一本勝負
辰巳リカ&渡辺未詩&宮本もか&●HIMAWARI vs 山下実優&中島翔子○&上福ゆき&上原わかな
13分44秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド

▼セミファイナル トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○遠藤有栖 vs 桐生真弥●
9分56秒 キャメルクラッチ

▼メインイベント トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●乃蒼ヒカリ vs 荒井優希○
11分43秒 片エビ固め
※Finally

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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