平和の泉きれいに 連合長崎が清掃 長崎・平和公園

清掃活動に励む参加者=平和公園

 長崎原爆の日(8月9日)を前に、連合長崎(髙藤義弘会長)は22日、長崎市松山町の平和公園内にある「平和の泉」を清掃した。
 傘下の組合員や長崎みなとロータリークラブ会員有志ら約100人が参加。噴水を止め、水が抜かれた直径約18メートルの泉の内側にたまった泥をたわしやデッキブラシでこすったり、噴水の根元から吹き出し口までの水あかを落としたりした。子どもも参加し、真夏の日差しの下で汗を流し、水分補給をしながら清掃に励んだ。
 3回目の参加となる同市梁川町の会社員、椛島健太さん(27)は「長崎で生まれた以上、平和とは切っても切れない関係。原爆で犠牲になった人を思いながらきれいにした」と話した。
 泉は、水を求めて亡くなった原爆犠牲者を慰霊するため、核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)と市が1969年に建設。清掃活動は99年、同会議から連合長崎が引き継ぎ、毎年実施している。

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