みやざき地頭鶏 供給回復 本年度40万羽へ 一部飲食店 品薄状態続く

年間約9600羽飼育していた白砂ケ尾地鶏牧場。県外の需要も戻りつつあるが、まだ対応できていない状況だ=宮崎市田野町

 コロナ禍の影響を受け、減産となっていた県産ブランド地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」のひな供給が本年度、2019年度の8割となる40万羽まで回復する見込みであることが分かった。一時は県内外の飲食店休業に伴い、最盛期の約3分の1となる24万7千羽まで数が減っていた。ただ、現在も一部の飲食店では品薄状態が続き、生産関係者は「早く元通り出荷できるようにしたい」と話している。

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