全国ペット供養祭が22日、高畠町高安の犬猫やすらぎの郷公園の納骨堂前で行われた。県内外から訪れた約90人が愛犬、愛猫との思い出に浸りながら冥福を祈った。
高安地区は、犬と猫を祭った「犬の宮」「猫の宮」が対座することで全国に知られている。供養祭は町観光協会や地区住民などでつくる実行委員会が主催し36回目。今年は109匹(犬54匹、猫55匹)が対象で、遠くは静岡県からも参列があった。
犬の宮別当林照院の大高典道住職、猫の宮別当清松院の村上正法住職が読経する中、参列者が焼香して手を合わせた。自宅で飼っていた猫1匹を供養した山形市の40代男性は「家族のようなかけがえのない存在だった。いつも天国から見守ってくれてありがとうと感謝の思いを伝えた」と話していた。