被爆当時、現在の平和公園に自宅があって家族4人を亡くし、アニメ映画「この世界の片隅に」の制作に協力したことで知られる 濱井徳三 さんが亡くなりました。88歳でした。
濱井さんは、現在の平和公園(旧中島本町)にあった自宅兼理髪店で生まれ育ちました。
原爆が投下された際、郊外に疎開していましたが、家族4人を亡くし、自身も原爆投下から2日後に自宅跡を訪ね、入市被爆しています。
濱井さんは、被爆体験を証言するとともに、爆心地にあった街並みをCGで再現する取り組みやアニメ映画「この世界の片隅に」の制作にも協力しました。
濱井さんは、去年秋ごろから体調を崩し、自宅で療養していましたが、19日、88歳で亡くなりました。