きょう（日）は、夏空の広がっている所が多く、九州南部で梅雨明けの発表があった。九州や四国は湿った空気の影響で、雨雲が発達しやすくなっている。晴れていても、急な強い雨や雷雨に注意が必要だ。また、この先は夏本番の厳しい暑さが続くようになり、西日本や東日本、東北南部でも、連日35℃以上の猛暑日となる所がある見込み。梅雨明け直後は特に熱中症に注意が必要となる。

夏空広がる　日本海側で猛暑日も

　きょう（日）は、高気圧に覆われて、広い範囲で晴れて強い日差しが照りつけている。午後2時までに、鳥取県の米子で36.2℃、兵庫県の豊岡で36.1℃など、日本海側を中心に35℃以上の猛暑日となっている所がある。秋田県など東北の日本海側も、今年一番の暑さとなっている所が多くなっている。

　九州や四国はあす（月）にかけても湿った空気の影響で不安定な空模様が続きそうだ。あすの午後もあちこちで雨雲が発達して、局地的に激しい雨が降る見込み。晴れていても、天気の急変に注意が必要だ。

梅雨明け後の猛暑　熱中症に警戒

　火曜日以降は、九州や四国もにわか雨の範囲は狭くなり、夏空の広がる所が多くなりそうだ。西日本や東日本、東北南部では35℃以上の猛暑日が続く所がある見込み。東京や名古屋も、火曜日以降は連日、猛暑日となる予想。水曜日は名古屋で37℃まで上がり、危険な暑さになりそうだ。朝晩も気温が下がりにくく、気温の高い時間が長く続く見通し。室内でも冷房を使い、こまめに水分をとるなどして、連日の暑さで体調を崩さないように注意が必要となる。

台風5号　沖縄に接近のおそれ

　また、フィリピンの東にある台風5号は、発達しながら北西へ進み、非常に強い勢力となって水曜日から木曜日にかけて沖縄に接近するおそれがある。海は大しけとなり、台風が接近する週の中ごろは暴風となる所もある見込み。石垣島などの八重山地方では、大雨となるおそれもある。最新の情報に注意するとともに、早めの備えを心がけたい。

（気象予報士・及川藍）