小銃発射、陸自が葬送式 遺族、関係者ら約300人参列

小銃発射事件の葬送式で弔辞を述べる森下泰臣陸上幕僚長=23日午前、名古屋市の守山駐屯地(陸自提供)

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で6月、隊員2人が死亡、1人が重傷を負った小銃発射事件で、陸自は23日、菊松安親1等陸曹(52)=陸曹長に特別昇任=と八代航佑3等陸曹(25)=2等陸曹に特別昇任=の葬送式を、名古屋市の守山駐屯地で営んだ。井野俊郎防衛副大臣や遺族、防衛省関係者ら約300人が参列。陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は弔辞で「大切な同僚を失う悲しみを繰り返さないよう決意し、信頼を取り戻せるよう全力を尽くす」と述べた。

 陸自によると、森下氏は弔辞で「陸上自衛隊は国家国民からの信頼を受け、武器の使用を許可されている。全ての隊員が意識改革を行う」と語った。

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