広田一氏、補選出馬前向き 立民要請、無所属で検討

立憲民主党高知県連の幹部から出馬要請を受けた広田一氏(左)=23日午後、高知市

 10月の参院徳島・高知選挙区補欠選挙を巡り、元立憲民主党衆院議員の広田一氏(54)は23日、立候補を前向きに検討する意向を表明した。高知市内で面会した立民高知県連幹部の要請に対し、広田氏は無所属で出馬する考えを示し「まっとうな政治を取り戻す」と語った。

 高知県連とは別に独自候補を模索していた立民徳島県連は断念。他の野党も含め、広田氏への支援を結集できるかどうかが今後の焦点となりそうだ。補選では自民党も候補者選定を進めている。

 立民の泉健太代表は高知県連大会で講演し、広田氏について「防衛政策などで常にご指導を仰いできた先輩だ。すぐにでも国会に戻ってきてほしい」と述べた。

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