能美大橋架け替え完成 小松・梯川改修促進に期待

渡り初めをする住民や関係者=小松市の能美大橋

 小松市漆町と能美町にまたがり梯川に架かる能美大橋の架け替え工事完成式は23日、同市千代町の堤防で行われた。新しい橋は同日に供用開始し、関係者は交通利便性の向上に加え、梯川の改修事業促進に期待した。

 式では遠藤仁彦(きみひこ)北陸地方整備局長が式辞、馳浩知事や佐々木紀衆院議員、宮本周司財務政務官が順に祝辞を述べた。桑島正樹金沢河川国道事務所長が事業内容を説明し、梯川水系河川改修促進期成同盟会長の宮橋勝栄市長が謝辞を述べた。

 テープカットやくす玉割りの後、地元住民や関係者約100人が渡り初めを行い、小松市立高吹奏楽部の演奏が花を添えた。

 新橋は長さ108メートル、幅11メートル。従来の橋より13メートル長くなり、車道を4メートルから6メートルに拡幅し、歩道を新設した。事業費は約16億円。今後、旧橋の撤去や川幅拡張、上流に架かる舟場橋の架け替え工事が行われる。

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