【国東】服を着たまま泳ぐ着衣泳の授業が18、19の両日、国東市内の小学校2校であった。水難事故が増える時季を迎え、日本赤十字社県支部が企画した。
18日は安岐町下原の安岐小であり、5、6年生約70人が参加。宇佐署員の高倉満さんらがインストラクターを務め、池などに落ちた際の対処や救助法を教えた。
高倉さんらが▽水に落ちても体は浮く▽暴れたり大声を出したりすると沈む▽あおむきでじっと助けを待つことが大切―と説明。助けるときは遠くまで飛ぶよう少しだけ水を入れたペットボトルなどを投げ、「決して自分が水に入らないように」と呼びかけた。
児童らは服を着たままプールに入り、歩いたり浮いたりする練習をした。5年生の木村瑠羽さん(10)は「服を着たままだと重くて、うまく泳げなかった。夏休みに海に行ったら、教わった通りにやってみたい」と話した。
19日は安岐中央小で実施した。