学校茶道研修会が、佐賀市文化会館であった。佐賀県内の茶道部員の中学、高校、大学生ら約170人が、高志館高の生徒による手本「基準点前(てまえ)」などを通して作法や茶道の奥深さなどを学んだ。
高志館高の茶道部(松永真優部長)の5人は、更(こう)好(こ)棚を使った薄茶の点前を披露。参加者が見つめる中、解説に合わせて落ち着いた所作を見せた。
3年の松永部長は「舞台上では、(茶をたて客を接待する)亭主の緊張が伝わったので、心の中で頑張ってと応援していた」と話し、亭主を務めた2年の田中杏さんは「手が震えるほど緊張したけれど、この経験を自信につなげていきたい」と話した。
研修会は茶道裏千家淡交会佐賀、学校茶道連絡協議会が主催し、38回目。
(川﨑久美子)