「無印良品」出店計画 市民の約6割「市の将来に“必要”」 安芸高田市

議会の反対で計画が白紙に戻った安芸高田市の「無印良品」出店計画。石丸市長は市民アンケートの結果を公開し、約6割が「出店は市の将来に必要」と答えたと明らかにしました。

石丸伸二市長「6割の人が必要だという風に判断したというのはそれだけ期待が大きかったということだと思います」

安芸高田市は先月「無印良品」出店のための「道の駅」改修費を含む補正予算案を市議会に提出しましたが、最大会派などが市長の専決処分に反発し改修費を削除。

24日の会見で石丸市長は市民モニターを対象にしたアンケート結果を公表しました。(市民モニター113人中72人が回答)

まず「出店は市の将来に必要か」という問いに対しては約6割が「必要」もしくは「どちらかといえば必要」と回答。

次に「議会の判断が市民の声を反映しているか」という問いについては約6割が否定的だったということです。

市民からの自由記述欄にはこんな意見が…

「出店がなくなったことを残念がっていました。議員の方々、本当に市民の意見に耳を傾けていますか?」「無印ができたらもっと人が来ると思ていました。とても残念です」

一方で「市長が独断で判断するからこういう事態が起きる」など市長の手法に対する声もありました。

石丸伸二市長「実際全ての判断は手続きにのっとっています。(出店について議会には)かなりの回数交渉を持ち掛けています。(市長からの意見聴取を)受けない交渉しないのは議会に他なりません」

石丸市長は来月の市議会全員協議会でアンケート結果を議員に提出し、意見聴取を求めるということです。

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