生成AIと音声で対話 富士通系が開発、会議支援

生成人工知能(AI)と人が音声で対話できるシステムのイメージ

 富士通子会社のリッジラインズ(東京)は、音声で生成人工知能(AI)「チャットGPT」と人が対話できるシステムを開発した。企業で会議の進行を支援したり、社員のキャリア相談に乗ったりする役割を任せることを想定する。7月下旬からリッジラインズの社内で試行し、課題を検証した上で、外部にサービスの提供を始める方針だ。

 AIがオンライン会議に参加し、進行をサポートする。参加者の発言をリアルタイムで記録し、議論の要点などをまとめて、参加者の意思決定を支援する。議事録の作成にも利用できる。

 同社はAIが社員の相談役となり、経歴などを踏まえたキャリア形成を助言する役割も果たせるとみている。

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