海外でも対話型AI活用 パナソニックHD、17万人対象

取材に応じるパナソニックHDの玉置肇執行役員=21日午前、東京都千代田区

 パナソニックホールディングス(HD)は21日、傘下のパナソニックコネクトが開発した対話型人工知能(AI)を海外のグループ企業従業員も使えるようにしたと発表した。4月に国内の全グループ企業で導入しており、対象は計約17万人に広がった。業務効率の改善につなげる。

 AIは、対話型ソフト「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIの技術を活用し、コネクト社が開発した。個人データの厳しい管理が求められる欧州や中国は対象地域外とした。

 パナソニックHDによると、国内では導入以降、3カ月間で約70万回利用され、プログラミング業務の時間短縮など生産性向上に効果があった。

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