広島市立中央図書館 移転後の「基本設計案」 3フロアの詳細明らかに 映像文化ライブラリー併設も 

広島市立中央図書館を、移転させる計画について、市は広島駅前のエールエールA館で3つのフロアごとに異なる機能を配置する基本設計案を示しました。

広島市は老朽化が著しい市立中央図書館について、JR広島駅前のエールエールA館の8階から10階までの3つのフロアに移転させることを計画しています。

24日の市議会総務委員会で移転後の中央図書館の基本設計案を説明しました。

広島市市民局 村上慎一郎 局長
「歩き・寄り道したくなるような図書館を作ることにより、来訪者が様々な情報発信や学びの場を巡り、本と人との出会い、人と人との交流を生み出す」

基本設計案では、館内に広島の街を巡り歩くことをイメージさせる「ミチ」=回遊動線を設け、来館者に散策しながら本や人と出会ってもらうとしています。3つのフロアのうち10階は「図書と映像のエリア」とし、図書館と共に映像文化ライブラリーを併設します。9階は「『広島を知る』エリア」で、広島文学資料室や広島の地形や歴史などを紹介する郷土資料館サテライトを設けます。8階は「こどもと青少年のエリア」として、中高生向けの本のコーナーや自習室、絵本の読み聞かせコーナーなどが作られます。

移転後の中央図書館は2026年春に開館する予定です。

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