道の駅に無印良品出店計画 市民モニター6割「望む」 議会は改修費を削除 安芸高田市長「期待大きかったということ」

広島県安芸高田市にある「道の駅」に、生活雑貨「無印良品」の出店をめぐる問題です。石丸伸二市長は、出店を望む人が回答者の6割に上ったとする市民モニターへのアンケート結果を公表しました。

安芸高田市は、先月、「無印良品」の出店に向けて、道の駅「三矢の里あきたかた」の改修費を含む補正予算案を提案しました。しかし、改修に向けた事前の調査費用は議会を経ず、市長の専決処分としていました。

これについて一部議員が、「欠落した手続きでの補正予算を認めることはできない」と反発し、改修費を削除した修正案が賛成多数で可決されました。

石丸市長は、きょうの会見で市民モニター113人のうち、72人から得られたアンケート結果を公表しました。アンケートで、「無印良品の出店は市の将来にとって必要か?」という質問に対し、出店を望んだのは、およそ6割にあたる43人にのぼりました。

石丸伸二市長
「6割の人が必要だと判断してたというのは、やはりそれだけ期待が大きかったということだと思う」

一方、石丸市長との対立が続く「議会の判断は、市民の声を反映しているか?」という問いにも、およそ6割が否定的な回答でした。

石丸伸二市長
「2割くらいの人しか、議会は、「市民の声を反映している」と評価していない状態。これが、いまの安芸高田市政の問題点」

アンケート結果は、来月開かれる「全員協議会」で議会に報告する考えだということです。

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