ネットでの警官襲撃扇動罪で禁固刑

2021年7月1日に銅鑼湾で発生した警官刺傷事件で、その後にネット上で扇動的な言論を発表した女性に禁固刑が下された。7月20日付香港各紙によると、被告は22歳女性で、インスタグラムで「最大の暴力行動を支持し、革命の心を示す」などのメッセージを発表。先に高等法院(高等裁判所)の「警官の個人情報公表」禁止令に違反して禁固21日、執行猶予1年の判決を受けた。さらに女性は7月19日、区域法院(地裁)で「他人に深刻な傷害を与える意図で扇動する罪」を認め、禁固10カ月の判決を受けた。裁判官は「被告は警察の法執行の権力に挑戦し、社会の安寧を破壊するリスクを激化させ、罪の責任は深刻である」と指摘。被告が3つのネット上プラットホームで行った行為は、より多くの人が警官に傷害を与えるか、ひいては殺害することを扇動する意図が明確と非難した。

© HKP