猛暑を涼やかに…色とりどりのアイスキャンディー 福井市の菓子店で製造ピーク、7月25日も35度予想

次々と作られる色とりどりのアイスキャンディー=福井県福井市大手3丁目の森八大名閣

 福井県内は7月24日、高気圧に覆われ、日中の最高気温は美浜町の35.9度をはじめ、10観測地点のうち6地点で35度以上の猛暑日となった。厳しい暑さが続く中、福井市大手3丁目の和洋菓子製造販売の森八大名閣でアイスキャンディー作りが最盛期を迎え、多くの人が買い求めている。

 同店のアイスキャンディーは抹茶やあずき、イチゴなどの味があり、生地を急冷凍し口当たり良く仕上げているという。菓子職人の女性(28)は「色とりどりのアイスキャンディーで涼をとってもらえたら」と話していた。

 24日は美浜町のほか、小浜市35.8度、坂井市春江町35.6度、同市三国町と敦賀市35.4度、福井市35.3度を観測し、他の地点も30度を上回った。福井新聞のまとめでは、同日午後5時までの24時間に県内で8人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。各消防によると、少なくとも4人が中等症とみられる。

 25日の予想最高気温は福井市35度、敦賀市34度、大野市33度。県内は今後1週間程度、猛暑日が続く可能性があり、気象台は熱中症など健康管理や農作物、家畜の管理に注意を呼びかけている。

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