「鹿児島そっくり」 勝みなみは初めてのフランスに“既視感”

親友の初優勝に刺激をもらった勝みなみ。エビアンの水も体に合うとか(撮影/玉木充)

◇海外女子メジャー◇アムンディ エビアン選手権 事前(24日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

「ここから見た景色が鹿児島そっくり。桜島あったら、鹿児島じゃん、て。親しみやすい」。勝みなみにとっては初めてのフランスだが、反射的に故郷の風景が脳裏に浮かんだ。

フランスとスイスの国境にまたがり、コースから見下ろせる美しいレマン湖と、桜島火山が浮かぶ穏やかな鹿児島湾に共通点を感じとった。エビアンの水も「おいしいです」と体調にバッチリ合っている。

ここからエビアンの水が無限に出てくる(撮影/玉木充)

今週は結果にもこだわりたい。3週前のメジャー「全米女子オープン」は4日間を戦ったが、71位と不本意な結果に終わった。

「全体的に体のバランスが整ってなくて。下半身を使い過ぎていた。バランスが整っているとミスしても変なミスにならない。ミスしても許容範囲内に収まってくれる」。この日はコースでショットの感触も確かめた。

美しいレマン湖の風景(写真は2022年)(撮影/村上航)

日本ではうれしいニュースもあった。同年代の小滝水音が前週の国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝をあげた。

小学生からの知り合いで「6年生の大会では熱中症で吐いたりしていた。本人(小滝)覚えてないと思いますけど。親友です」と笑顔で祝福した。

初出場のエビアンを前に、親友の初優勝と大きな刺激を受けて海を渡ってきた。「できるだけ上位で戦いたい。初日から上位にいけるように」。上位進出へ準備を整えていく。(フランス・エビアン/玉木充)

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