熱中症の疑い、岩手県内15人搬送 25日も厳しい暑さ

 24日の岩手県内は高気圧に覆われて晴れ、34観測地点中30地点で30度以上の真夏日となった。県内各消防本部によると、少なくとも15人が熱中症の疑いで医療機関に搬送された。盛岡地方気象台によると、25日も厳しい暑さが続きそうだ。

 最高気温は盛岡34.8度(平年比6.7度高)、宮古31.1度(同5.6度高)、大船渡28.4度(同2.0度高)など。25地点で今年最高だった。

 搬送されたのは盛岡、八幡平、花巻、二戸、奥州、一関、九戸の7市村の10~90代。二戸市では50代男性が車内でエアコンをつけて休憩中、頭痛や全身のけいれんを訴えた。

 同気象台によると、25日の予想最高気温は一関36度、盛岡34度、宮古31度など。仙台管区気象台は8月7日にかけて高温が続くとして24日、早期天候情報を出し、注意を呼びかけた。

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