井手解体実業、地域の小中学校に寄付 「SDGs私募債」で製氷機など贈る

井手解体実業の井手隆彦社長(前列中央)、佐賀共栄銀行の力久芳則常務(後列中央)と、金泉中、久保泉小の校長、児童生徒代表=佐賀市の金泉中

 解体工事や産業廃棄物処理を手がける井手解体実業(佐賀市、井手隆彦社長)は、佐賀共栄銀行の「きょうぎんSDGs私募債」を利用し、市内の久保泉小にプロジェクター、金泉中に製氷機を寄付した。

 同私募債は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む団体を応援するため、発行額の0.2%相当が寄付される。同社は2億円を発行し、佐賀事業所がある同市久保泉町の2校を寄付先に指定。学校から要望を受けてプロジェクターと製氷機を贈った。

 19日に金泉中で贈呈式があり、井手社長は「地域に何か恩返しができればと思っていた。ぜひ役に立ててほしい」とあいさつ。久保泉小の坂田敏之校長と金泉中の空閑宏史校長は「必要なものを買うことができた。有効に活用したい」と謝辞を述べた。児童生徒の代表が目録を受け取った。(草野杏実)

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