「新しい家族に」 長崎市で犬と猫の譲渡会

譲渡対象の猫と触れ合う来場者=長崎市動物愛護管理センター

 長崎市動物愛護管理センター(茂里町)で23日、犬と猫の譲渡会があった。譲り受けを希望する多くの家族連れが訪れ、同センターや動物愛護ボランティア、市民が飼育している譲渡対象の計約30匹と対面した。
 同センターの島﨑裕子所長は「多くの人が参加しやすいよう、定期的に日曜日に開いている」と話す。同市内では犬の殺処分は近年ゼロが続くが、猫は2022年度、約200匹が殺処分となった。
 来場者は犬や猫をなでたり、抱っこしたりして飼育を検討。市民が持ち寄った子猫2匹を譲り受けた同市の男性(62)は「飼うなら保護猫と決めていた。以前飼っていた猫は家族の一員だった。2匹も家族として迎え入れたい」と話した。
 譲渡会は8月27日と10月29日にも開く予定。いずれも同センターで午後1時~2時。また平日も見学・譲渡の対応をしている。
 同センターで飼育している犬や猫を譲り受ける場合は▽原則65歳以下▽家族全員の同意がある▽終生飼育ができる-など複数の条件がある。

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