九州北部が梅雨明け 平年より6日遅く

25日(火)午前11時ごろの長崎市内の様子 撮影=ウェザーマップ

 きょう25日(月)午前、福岡管区気象台は、九州北部(山口県を含む)が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて6日遅く、昨年と比べて3日遅い梅雨明けとなった。これで、梅雨がない北海道をのぞき、すべての地方で梅雨明けしたことになる。

25日(火)午前11時ごろの福岡市内の様子 撮影=ウェザーマップ

 九州北部はあす26日(水)にかけても、湿った空気の影響で局地的に雨や雷雨となるが、今週は高気圧に覆われて晴れる日が多い見通し。最高気温は福岡で連日35℃前後まで上がり、佐賀や熊本などはそれ以上に暑くなることが予想される。この先も、熱中症など体調管理に注意が必要だ。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

梅雨期間降水量(5月30日~7月24日まで)(速報値)
かっこ内は日別平滑平年値合計
下関 879.5ミリ(541.2ミリ) 
山口 926.0ミリ(593.5ミリ) 
福岡 767.5ミリ(516.6ミリ) 
佐賀 1107.0ミリ(662.1ミリ) 
大分 639.5ミリ(555.0ミリ) 
長崎 631.5ミリ(594.5ミリ) 
熊本 754.0ミリ(802.6ミリ)

© 株式会社ウェザーマップ