きょう（火）も東北以南は晴れている所が多く、午前中から気温が上昇している。昼過ぎにかけては、西・東日本だけでなく、東北の内陸も35℃を超える所があり、北海道も平年を上回る暑さとなりそうだ。なお、あす26日（水）は関東や東海を中心にきょう以上の暑さとなる所があり、東京と名古屋は37℃、内陸は40℃に迫る勢いの所がある見込み。熱中症の危険度が極めて高い状況となるため、外出はなるべく避けるなどの対策が必要だ。

夏空と猛暑

　日本付近は夏の高気圧の圏内で、きょう（火）も朝から晴れて気温が高くなっている。昼前には九州北部（山口県を含む）で、平年より6日遅い梅雨明けの発表があった。ただ、湿った空気が流れ込む西日本や北海道は、大気の状態が不安定となり天気が急変しやすい見込み。日差しが強く強烈な暑さとなる所でも、午後は山沿いを中心に激しい雷雨に注意が必要だ。西日本を中心に夕立が起こりやすい天気は、あす（水）にかけても続く見込み。

　あす（水）は関東や東海を中心に、きょう以上の暑さに見舞われそうだ。内陸は40℃近くまで上がってもおかしくない状況で、危険ともいえる暑さが予想される。まずは、日差しが強く高温となる時間帯は、無理な外出を避けるように心がけたい。連日の暑さで寝不足だったり、体に負担がかかりやすくなっているため、自分自身や周囲の人の体調管理に気を配る必要もある。

＜26日（水）の予想最高気温＞
　38℃　熊谷（埼玉）、さいたま、岐阜
　37℃　前橋、秩父（埼玉）、東京、名古屋、甲府など
　36℃　福島、宇都宮、京都、大阪、佐賀、熊本など

台風5号　高まる波

　大型で非常に強い台風5号が、フィリピンの東を北上している。台風は今後、北西に進み、27日（木）にかけて台湾とフィリピンの間（バシー海峡）を進む見込み。台風5号の影響で、沖縄の先島諸島の沿岸海域は、うねりを伴い次第にしける見込み。あす（水）～27日（木）にかけて大しけとなるため、うねりを伴う高波に警戒が必要だ。また、沖縄本島地方の沿岸海域でも、あす（水）からしける予想となっている。

（気象予報士・高橋和也）