“被災者との対話不足”の指摘受け、熱海市長が土石流被災者を訪問し個別面談=静岡

静岡県熱海市の土石流災害をめぐり市の復興計画に当事者の意見が反映されていないなどとして被災者が市長との直接の対話を要望していたことを受け、熱海市の斉藤栄市長が7月24日、被災者の自宅を訪ね個別の面談を行いました。

斉藤市長が訪ねたのは、2023年2月に死亡が確認された太田和子さんの長男、朋晃さんの避難先です。太田さんは復旧復興計画について、被災者の声をもっと多く聴くプロセスがなかったことが問題だとして、白紙に戻すことも視野に入れた見直しなどを改めて斉藤市長に要望しました。

<熱海市 斉藤栄市長>

「(今後の復旧復興に)前向きに進むことにつながるという感想を持ちました」

<太田朋晃さん>

「やっぱり対話って大事だなっていうのはつくづく思いました」

熱海市の斉藤市長は今後、要望書を提出し面談を希望する被災者と順次、個別に面談していく考えです。

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