テン・ハグ監督が早期のストライカー確保を望む「全力を尽くす」「早ければ早いほど良い」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督がストライカーの補強に言及した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

今夏はすでにイングランド代表MFメイソン・マウントと元カメルーン代表GKアンドレ・オナナの獲得したユナイテッド。しかし、肝心のストライカーは未だ確保できていない状況にあり、アタランタのデンマーク代表FWラスムス・ホイルンド(20)やフランクフルトのフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(24)などへの関心が噂されている。

テン・ハグ監督は25日に行われるプレシーズンマッチのレクサム戦、26日に行われるレアル・マドリー戦を前にした記者会見で、ストライカー補強の進捗についてコメント。早期の決着を望んでいることを明かした。

「我々は前進しているが、それがどのように機能するかは分かっているし、選手を獲得したときは直接皆さんにお伝えする」

「ただ1つ言えるのは、それを成し遂げるために全力を尽くすということだ。もし私次第というのであれば、できるだけ早く、早ければ早いほど良い。なぜなら、彼をチームやプレースタイルに溶け込ませなければならないからだ」

「理想的な状況なのは、その選手がすでにここにいることだ。しかし、いつも望むような状況になるとは限らないし、監督としてその状況に対処しなければならない」

ゴールが奪える選手という点では、昨シーズン通算30ゴールを記録したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードがいるが、テン・ハグ監督は条件次第で今シーズンもラッシュフォードがゴールを量産できるとも考えているようだ。

「彼の態度が正しければ、彼はそれをやってのけるだろう。簡単なことではないが、チームが良いプレーをしているとき、彼は適切なポジションに位置することができる」

「チームが良いプレーをしているとき、つまり我々が設けているルールや原則を守っているとき、そしてラッシュフォードの姿勢が正しく、良いポジションにいるときに彼はゴールを量産するだろう。彼には素晴らしい能力が備わっているからね。ボックス内にいるとき彼は非情で冷酷だ。右足でも左足でも頭でもゴールを決めることができる」

また、新加入のマウントがチームの得点力を向上させてくれることにも期待している。

「我々はそこ(ボックス内)でのパフォーマンスが低いし、そのことは自覚している。だから、他の選手もそのエリアで貢献しなければならない。そのために我々は得点力を求めている」

「我々が獲得したメイソン・マウントには、ゴールを決める能力や、ラッシュフォードのような選手がより多くのゴールを決めるためのチャンスを創る能力があると私は考えている。チーム全体として、我々はもっとゴールを奪わなければならない」

ここまでのプレシーズンマッチでは、イングランド代表FWジェイドン・サンチョを最前線に置いて対応しているテン・ハグ監督。サンチョのパフォーマンスについては「彼はその役割をうまくこなしている。中央のポジションにいて、適切なエリアに関与できるとき、彼はベストだ」と高く評価している。

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