番組配信の共通基盤、早急整備を　NHKと民放、総務省有識者会議

　総務省の有識者会議は25日、インターネット上でNHKと民放の番組を視聴できる共通基盤の構築について議論した。視聴者の立場から、番組を選びやすい環境を早急に整備するべきだとの意見が出た。一部の民放からは収益化できるかどうか課題があるといった懸念の声が上がっていた。

　放送のネット配信サービスにはNHKの「NHKプラス」や民放の「TVer（ティーバー）」などがある。会議では両サービスを維持しつつ、窓口を一つに集約できないか検討している。有識者からは「視聴者がネットに移る中で、より魅力的なコンテンツを分かりやすく提供する基盤作りは喫緊の課題だ」との声が上がった。