陸上自衛隊千僧駐屯地（兵庫県伊丹市広畑1）は25日、酒に酔って民家の敷地に侵入したとして第3通信大隊の3等陸曹の男性（32）を停職2日、匿名のアンケートで部下に回答者を特定させようとしたとして第3師団司令部に所属する40代の3等陸佐の男性を停職1日の懲戒処分にした。
同駐屯地によると、3等陸曹は2022年12月17日、酒を飲み、深酔いした状態で伊丹市内の民家の敷地内に不法に侵入したという。警察からの連絡で発覚した。「記憶がない」と話しているといい、被害者とは示談が成立した。
また、3等陸佐は22年10月ごろ、部内の監察アンケートで回答した隊員を、部下に特定させようとした。同12月の特別防衛監察に申し出があり判明。3等陸佐は「本人に直接指導をしようとした」と話したという。（広畑千春）
