暑いのは人間だけじゃない! 猛暑に耐える動物たち 広島・安佐動物公園

25日も、広島県内の一部では猛暑日になりました。連日の暑さに耐えているのは、人間だけではありません。安佐動物公園で「動物たちの夏」を観察してきました。

強い日差しが照りつけている安佐動物公園…。広い園内をめぐる来園者にとっても、暑さはこたえるようです。

来園者
「陰になればいいんですけど、太陽が当たるところは暑いですね」

人間にとっても過酷な猛暑…。園内の動物たちは大丈夫なのでしょうか?

広島市安佐動物公園 管理課 企画広報係 川田正樹 係長
「アフリカに住んでいる動物はだいたい暑さに強いですね。ユーラシア大陸の北部に生息しているレッサーパンダは、暑さに弱いですね。高いところに住んでいるので、こちらの気候はつらいと思いますよ」

そこで、レッサーパンダの様子を観に行きました。外には出てきていません。あたりを探してみると…屋内の風当たりの良い場所にいました。

どうやら、風通しの良い場所で休んでいるようです。レッサーパンダは呼吸で熱を逃がすそうで、横になりながら涼んでいました。

安佐動物公園では、夏になるとレッサーパンダやカワウソがいる部屋の室温を、エアコンで調整しています。また、ペンギンにはミストシャワーを用意するなど、飼育員が動物をよく観察しながら、暑さ対策をしているそうです。

昼間は、日陰で休んでいることの多い動物たちですが、涼しさを感じるようになる夕方ごろから、元気に動き出すということです。

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