濱口監督の新作がコンペ入り ベネチア国際映画祭

濱口竜介監督(ゲッティ=共同)

 世界三大映画祭の一つで8月30日~9月9日にイタリアで開催される第80回ベネチア国際映画祭の事務局は25日、最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門に濱口竜介監督(44)の「悪は存在しない」を選出したと発表した。

 「悪は存在しない」は、音楽家の石橋英子さんからライブパフォーマンス用の映像制作の依頼を受けたことをきっかけに、濱口監督が脚本を書き下ろし、東京都と長野県で撮影した作品。大美賀均さんや西川玲さんが出演する。日本では2024年に公開予定。

 斬新な作品を集めたオリゾンティ部門では塚本晋也監督(63)の「ほかげ」を選んだ。

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