円卓など展示 米大統領の折り鶴も 「G7広島サミット回想展」始まる 広島国際会議場

G7首脳やウクライナのゼレンスキー大統領などが参加した、広島サミットから2か月が過ぎました。その首脳たちが記帳した芳名録などを展示する、「G7広島サミット回想展」が25日、広島市で始まりました。

G7の首脳に加え、ウクライナのゼレンスキー大統領や、韓国の尹大統領など、世界の首脳が広島に集ったG7サミット。その雰囲気を感じてもらおうと、平和公園にある広島国際会議場で始まったのがサミット回想展です。

会場には、G7首脳やゼレンスキー大統領などが記帳した芳名録をはじめ、当時の様子を紹介するパネルなど61点が展示されています。

小林康秀キャスター
「こちらが、バイデン大統領が書いた芳名録。その横に置いてあるのが、ホワイトハウスで折られたとされる折り鶴です」

アメリカ・バイデン大統領の芳名録のそばには、大統領が持参した折り鶴が公開されています。さらに。

小林康秀キャスター
「こちらの机とプレートは広島の家具メーカー、マル二木工が製作しました。『岩惣』でのワーキング・ディナーに使われたんですね。安芸太田と廿日市のヒノキが使われています。そして、この椅子は違うメーカーが造ったんですが、この部分は三原のヒノキが使われています」

記念撮影で笑顔を見せる首脳たち。宮島の老舗旅館、「岩惣」でのワーキング・ディナーで使われたのが、こちらの円卓でした。

また、サミット会場のホテルのロビーに置かれ、プレートなど一部に被爆樹木を使用したロゴオブジェも展示されています。そして。

小林康秀キャスター
「こちらが、食事を伴わない会合で使われた椅子です。食事を伴う会合の椅子と比べてみてください。こちら、コロがあるんですよね。こうした車輪が付いたものが、使われたということなんです。実際に、ここでは座って記念撮影することが出来ます。座面がふっくらとしています。こういった環境のもとで、会議が行われたということです」

見学した人は
「世界のリーダーが集まって、どんな風景だったか、ぜひ見たいと思って。それぞれのリーダーの心こもった思いを直接、見ることができて感銘した」

見学した人は
「本当にあったのだという、改めてサミットがあったのだというのを実感した」

G7広島サミット回想展は、来月31日まで開かれています。

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