C・ロナウドが魅せるも両者無得点。ネイマールは出場せず|ジャパンツアー

写真:見せ場はつくるも得点はならなかったC・ロナウド ©Getty Images

7月25日、パリ・サンジェルマン vs アル・ナスルの試合が大阪のヤンマースタジアム長居で行われた。

パリ・サンジェルマンは新戦力のマルコ・アセンシオやリュカ・エルナンデスらが先発。昨シーズン途中に負ったケガからの復帰を目指すネイマールや、来日直前に負傷したと報じられたイ・ガンインはベンチからのスタートとなった。一方のアル・ナスルはクリスティアーノ・ロナウドや新加入のマルコ・ブロゾヴィッチらがスタートからピッチに立った。

開始早々にチャンスを得たのはPSGだった。カルロス・ソレールが自ら得たFKで直接ゴール左隅を狙ったが、これはアル・ナスルのGKナワフ・アクイーディのファインセーブに遭う。

その後は一進一退の攻防が続く中、22分にはPSGのノア・レミナが裏のスペースに抜け出し左足でシュートを放ったものの、惜しくも枠を捉えることはできなかった。

前半の終盤に見せ場を作ったのはクリスティアーノ・ロナウド。39分、左サイドからのクロスに右足アウトサイドで合わせたものの、PSGの守護神ジャンルイジ・ドンナルンマのファインセーブに遭う。前半終了間際には右サイドからのクロスに体を投げ出しオーバーヘッドシュートを放ったものの、枠を捉えることはできなかった。

その直後にはPSGがチャンスをつかみ、アセンシオがシュートを放ったものの、ここもGKにセーブされて得点ならず。前半はスコアレスで折り返した。

後半の立ち上がりはPSGがペースを握ったが、アル・ナスルはハイプレスからのスピーディーな攻撃で反撃に転じる。48分には縦パスにクリスティアーノ・ロナウドが抜け出したものの、ダニーロ・ペレイラが対応しシュートチャンスは作らせなかった。

両チームともに攻め手を欠く中、PSGは60分、一気に9人の選手を交代。マルキーニョスやマルコ・ヴェラッティ、今回のジャパンツアーには不参加となったキリアン・エムバペの実弟イーサン・エムバペらがピッチに立った。一方のアル・ナスルは66分に3選手を交代。クリスティアーノ・ロナウドはこのタイミングでベンチに退いた。

ここからはPSGが攻め込んでいく。68分、ヴェラッティのFKからエリアス・フスニがジャンプしながら右足で合わせたが、惜しくも枠外へ。70分にはヴェラッティのフィードに抜け出したイスマエル・ガルビがワントラップから右足を振り抜くが、ここはGKが足でブロックした。

その後もPSGがボールを握って攻め込むものの、アタッキングサードでの精度が甘くチャンスは作れず。アル・ナスルのカウンターも鋭さを欠き、ゴールまで迫ることはできない。

3分間のアディショナルタイムもスコアは動かず、0-0のままタイムアップを迎えた。

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