ドイツ軍「ウクライナ軍に問題」 反転攻勢遅れの要因、機密文書で

ウクライナ東部ドネツク州で、火器を扱うウクライナ兵=20日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ドイツ大衆紙ビルトは25日、ドイツ軍が機密文書の中で、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍について部隊構成や指揮系統の問題を抱えていると指摘したと報じた。同紙はウクライナの反転攻勢が遅れている要因の可能性があるとしている。

 ウクライナ側は、反転攻勢が予定通り進んでいないことについて、欧米の武器供与が十分でないことが理由だと主張している。

 機密文書によると、ウクライナ軍は小部隊を本隊から分離させてロシア軍を攻撃しているため、装備や人数の優位性を生かせていないと分析。ウクライナ部隊が自軍からの砲撃にさらされる危険もあるという。

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