老舗ホテルの再建を支援へ 盛岡・みちのりホテルズ

みちのりホテルズが経営支援に乗り出す丸峰観光ホテル(同ホテル提供)

 盛岡市繋のみちのりホテルズ(資本金5千万円、松本順社長)は、民事再生法の適用を申請していた福島県会津若松市の丸峰観光ホテル(資本金3千万円、星保洋社長)の経営を支援する。芦ノ牧温泉を代表する老舗ホテルだが、東京電力福島第1原発事故に伴う風評被害や新型コロナウイルス禍で経営悪化し自力再生が困難となっていた。

 みちのりホテルズは浄土ケ浜パークホテル(宮古市)や「つなぎ温泉 四季亭」(盛岡市)などを運営しており、両ホテルのスタッフ数人を丸峰へ派遣するほか、両ホテルの渡辺新一郎総支配人が丸峰の総支配人を兼務する方向だ。

 浄土ケ浜などで実践するシフトの効率化や生産性向上、魅力的なホテルサービスの提供などノウハウを生かして再建を支援する。

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